コンプライアンスが求められる中、欠如している部分なんだよなぁ…

「労働法、守られないのは日本だけ」舛添厚労相が嘆き節
お古いネタで、恐縮です。(^^ゞ
もっと早く書きたかったのでありますが、ちょっとね、本来業務＋おまけに走っていたので遅くなっちゃいました。

記事の引用

　舛添厚生労働相は２日、政策要望に訪れた連合の内藤純朗副会長らとの会談で、「日本では労働法が順守されていない」と嘆いた。労働法が守られているか監視するのは労働基準監督署を抱える厚労省の重要な仕事だが、「連合の大きな目標として、労働法を国民に意識させて」と逆注文する場面もあった。
　舛添氏は労働法の現状について、「スピード違反は捕まるからみんな順守する。労働はもっと大事なのに、労働基準法も（労働者）派遣法も、みんな目をつぶっている部分が相当ある」と述べた。
　労働法軽視の背景には旧労働省の力不足があったとした上で、「最大官庁の厚労省になり、前みたいに弱くなくなった」と自賛。労働法の定着に向け、連合にも組織率の向上などの努力を呼びかけた。

さて、これをどう読むべきか…


「法を守る！（労働諸法令も法律です）」　この順法精神が低いから、こういう事件が後を絶たない…
「日本海庄や」元店長、“時間外手当”求め提訴
民事で決着をつけちゃうから、後を絶たないのでありまして…　ほとんどの会社は対岸の火事だと思っているでしょうけどね、実際にはそうじゃないんですよ。これを刑事事件にしてしまえば、どうなるんでやんしょ♪
　　　Σ(ノ°▽°)ノハウッ！　そこまで書く？！

賃金の未払いというのは、労働基準法第２４条違反であります故、労働基準法第１２０条の規定が有効になります。

労働基準法第１２０条第１項
　次の各号の一に該当する者は、30万円以下の罰金に処する。
第14条、第15条第１項若しくは第３項、第18条第７項、第22条第１項から第３項まで、第23条から第27条まで、第32条の２第２項（第32条の４第４項及び第32条の５第３項において準用する場合を含む。）、第32条の５第２項、第33条第１項ただし書、第38条の２第３項（第38条の３第２項において準用する場合を含む。）、第57条から第59条まで、第64条、第68条、第89条、第90条第１項、第91条、第95条第１項若しくは第２項、第96条の２第１項、第105条（第100条第３項において準用する場合を含む。）又は第106条から第109条までの規定に違反した者

しっかり罰則規定に該当するのでありまして、証拠があって告訴されたら一発であります。まぁ、通常は、略式起訴で罰金刑であります。ただね、当該お値段でありますがな、悪質だと判断されたら、逮捕ありきですよって、少なくとも４８時間は臭い飯をご賞味いただくことになりますが…(￣□￣|||)がーーん！

もっとも重い、「強制労働」のコースを歩まれますと、１年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金でありますから、臭い飯をたっぷりご賞味いただくことにもなっちゃいます。

刑事事件にするには、監督署ではなく検察庁へ告訴状を持っていけば簡単即決で受理してくださいますし…
　　　壁】｀∀´)Ψヶヶヶ

アフターフォローもばっちり♪　結果まで教えてくださいます。
起訴するのか、起訴猶予にするのか、不起訴にするのか…　起訴されなかったら、検察審査会へ持ち込んで、「起訴相当」を２回勝ち取れば、弁護士が検察官となって裁判に移行することになります。

このような、リスクをはらんでいるわけで、それでも賃金の未払いやりますか？
使用者なら、連座させられますよって…

この辺の意識が、鈍いのであります。外国人を相手にされている会社のお人なら、契約の重要性を十分に理解されていると思いますが、そうでない場合は、なぁなぁが通ってきた部分であります故、今までどおりの方法で、大丈夫だろうと高をくくっていると、足元をすくわれることになるかもしれませんよ。

労働事件（裁判）が起こると、背景に何があったのか興味津々で見てしまうのであります。
　　　ヽ(;^o^ヽ))) (((/^o^;)/ナントー事件だ~　←対岸の火事

と同時に、関与している会社さんには、業務に関して入手できる範囲内の内容であれば、そのまま確認し、入手できない場合やきな臭さを感じたら、それとなく注意喚起してグレーゾーンへ引き戻して、さらにはセーフティーエリアまで持ってくることを考えてしまうのであります。

普段は、物分かりの良い人間でありますが、ことこの辺りになると、とたんに物分かりの悪い社労士になってしまいます。会社（社長さん）をガードする以上、絶対安全圏にいてもらわねば…
と言いつつ、気が付いたら今度は別の法律のグレーゾーンの端っこで遊んでいるのが、会社の社長さんなんですがねぇ・・・（笑）
　　　イタチごっこのようなことをしているんですなぁ。(^^ゞ



久しぶりに、真面目なことを書いたような。
いやね、日本語で締めつけられている状態が続いており、ドンパチよりチャカポコした～～い！と現実逃避ぎみのおきらく社労士であります。今日は、気楽にドンパチのことを書いてみました。
因みに、労働者の皆様これを読んだからと言って、おきらく社労士に話を持ってこんといてくださいね。「ドンパチは、大嫌いですから。」と予防線を張ってみたりして…（爆）




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コメント 2

はじめまして　amebakaと申します。

　今年社労士を初受験するものですが
　今のレベルは模試択一トータル１３点です。

　現在模試の復習を行っているのですが
　５回繰り返しても正解できない問題があって
　正答率が上がりません。

　ついに嫌気が差して本日も勉強を放り出して
　しまいました。

　もう合格は無理でしょうが、一矢を報いたいと
　考えています。

　残り４０日　やるべき事をお教えください。

　よろしくお願いいたします。
by amebaka (2009-07-14 09:38) 

amebakaさんへ
後４０日余りですよね…
最後まであきらめないでください。

勉強方法については、今日中にエントリーいたします。
ちとお待ちください。
by おきらく社労士 (2009-07-14 10:05)