SSブログ

労務管理×賃金=昇給・賞与どないするねん?! [人事労務]

昨日は、同期の社労士さんと1時間以上話しこんでましたが… もっぱら、営業方法についてでありました。
速攻性のある営業って正直言ってありませんし、飛び込み100件の内社長と話ができるのが1件、そして、顧問契約に持ち込めるのは、さらに1%程度…[がく~(落胆した顔)]
このように聞いてます。 だって、営業に行かない社労士なんですもの(;一_一)

で…話の方向は、その時に「なにを話すの?」ということに成りまして、本来は「社長の、今困ったを教えてください」なんですが! ごくたまに…

社 「わしの、水虫がなぁ…」
お 「[がく~(落胆した顔)] 皮膚科のええ先生紹介しますw」

こういう話もあり~~の、なかなか顧客さんは増えませんなぁ(^_^メ)

その、会話のきっかけに賃金を扱えばどうだということになったのであります。



昇給や賞与の支払いに関しても、「なんぼにしたらよろしおまんねん」という相談も多いのでありますが、「じゃ、なんぼ払えまんねん」と問い返すと、明確な金額が出てこないのであります。
そこで、粗利益における労働分配率どれぐらい?ということから話が進むのですが、その中でどうやりくりするのというところになると、B/SやP/Lを見ないとわからないのであります。

経営指導できる税理士さんや公認会計士さんと社長と社労士がおでこをくっつけて…
   アノネ (/^o(・・*)フムフム

戦略的に判断するのが一番手っ取り早いんですw。

例えば、昇給額10,000円と決定した場合、社長さんの頭の中は「10,000円×12か月×従業員数」
   (¥_¥)
おきらく社労士の頭の中では、A+B=10,000円でいいのかという考えが先行するのであります。
   A=生計費、B=仕事の業務遂行能力に応じた額
入社3年目までは、ほとんどA で10,000円の昇給でもOKなんですが(基本給が俸給表の下限額に近いので)、3年目からは、生計費としての部分を減らして、職務遂行能力の部分を考課していくのですが、ここの数値化(客観性を維持する)が難しいのです、(;一_一)

あまり難しいことを要求しても現場が対応できなければ絵に描いた餅なので、職務の難易度とその遂行能力を5段階で表し、それを乗じて平方根で数値化する…
   ヾ(°∇°*) オイオイ それってアバウトちゃうん??

難易度の高い仕事だと、どうしても数が上がらない。逆に単純作業だと数の確保がしやすい。故に難易度と遂行能力を掛けて平方根で調整するわけでありますなぁ[わーい(嬉しい顔)]

それ以外の細かい点もファクターとして盛り込むのですが、これが重要な部分です。この辺りのさじ加減がめっちゃ難しいので、社長の意見が大きく反映するのでありますな。

社 「こいつ、よく働いてくれるから、上乗せしたい!」
従 「あいつ、社長の前だけやん…(;一_一)」

この辺のことを排除する意味でも、見える形にしないとなぁ。


賞与にしても…
せや?! 賞与については42回社労士試験に出たなぁ(笑)
賞与算定対象期間の出勤率が90%以上であることを賞与の支給要件とする就業規則の規定における出勤率の算定にあたり、労基法65条に定める産前産後休業等を出勤日数に含めない取扱いについて、公序良俗に反する。
これが問題の主旨でしたが…
産前産後期間や育児休業期間がある、賞与算定対象期間を有した場合、取りあえず休まなかったとして一旦支給額を計算して、本来の所定労働時間における実労働時間の割合で査定しちゃうんですなぁ。
労働における再配分を考えたら、払うけど金額は労働時間に応じて支払う。ある種合理的かと(笑)



なんで、こんな書き方になったのかというと、同期の社労士さんと言っていたのですが

我々の提供するものは、形がなにもないものを、目に見える形にして情報を売るわけで、物を売るのと全然違うんよね…
   (゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン


いかにして、目に見える形にできるか、そこが難しいのであります。[もうやだ~(悲しい顔)]




第6回紛争解決手続代理業務試験を受けられる方へ
特定社労士受験対策セミナー【京都会場編】9月4日・5日のお知らせは、こちら
特定社労士受験対策セミナー【大阪会場編】9月11日・25日のお知らせは、こちら
特定社労士受験対策セミナー【東京会場編】9月19日・20日のお知らせは、こちら
おきらく極楽セミナー(9月18日)のお知らせはこちら



↓ ここまでお読み頂きましてありがとうございました。
↓ ついでに ぽちっとクリック、お願いします。
ブログランキング(法律・法学部門)に参加しています。
banner_22.gif
↓ ついでに もう一発ぽちっとクリック、お願いします。
にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ

お軽いネタ好きの方はこちらへ(笑)
おきらく社労士のどたばた雑記帳



エントリー現在の累計閲覧数 465,847  アクセスランキング 158 位
ブログテーマ:仕事( 1位 / 1732ブログ中 )
人気ブログランキング 3位



おきらく社労士の特定社労士受験ノート〈平成22年度版〉

おきらく社労士の特定社労士受験ノート〈平成22年度版〉

  • 作者: 佐々木 昌司
  • 出版社/メーカー: 住宅新報社
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 単行本






nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 2

むらさきいも

金利が下がることを知らずに、日本政策金融公庫へ。
融資実行を8月末日で申し込んだら、担当者の厚意で9月10日に融資実行。学費ローンで大きいものだけに嬉しかったです。

教材のセールスでも1000件に1件の契約がやっとでした。
製造原価4万円。販売価格80万円。歩合23万円。
付加価値を説得するのが難しかったです。

数回の転職でも採用の決定打は殺し文句・「私にお任せください。」
42歳での転職時でも、「赤字の部署を一月で黒字に。」が殺し文句。
中小企業の社長さんたちは祈るような気持ちで採用。

瑞浪のグループホームにバイト中、「社労士の手数料が・・・」と女社長がボヤくので、プロにはプロの報酬があるのでと話しました。
黒字転換のアドバイスも出来ると顧問先が増えるような気がします。
by むらさきいも (2010-09-03 17:49) 

おきらく社労士

むらさきいもさんへ
>瑞浪のグループホームにバイト中、「社労士の手数料が・・・」と女社長がボヤくので、プロにはプロの報酬があるのでと話しました。
それは事実です。

>黒字転換のアドバイスも出来ると顧問先が増えるような気がします。
これが難しいんよねぇ…(;一_一)

by おきらく社労士 (2010-09-03 18:07) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0


***免責事項***
ここに書かれてあるエントリーについては、エントリーした日の法律に基づいて書いております。その後の法律改正により、内容が異なる場合がありますのでご注意ください。



社会保険労務士ランキング


ブログを作る(無料) powered by SSブログ