相対的評価と客観的評価…【セガ・エンタープライゼス事件】 [人事労務]
@雑記帳で、「普通のおっさん」とおきらく社労士が、記した内容を端にして、評価基準にお話が発展していきましたです。
ヽ。(ー_ーメ) 評価基準に異議あり!(爆)
ということで、ちょいと評価についての一席を…
相対的評価とは、小学校の通知表形式ですなぁ。
おきらく社労士の御幼少のみぎりは、5段階評価で、評価5と1は、クラス総数の●%と決まっていたのであります。となると、制度上必ず一定の割合の者が、下位ということになります。40人のクラスで5%となると、必ず2人は、1という評価になってしまいます。
これっていいの?( ̄~ ̄;) ウーン
言い方を変えたら、トップアスリートの集う、オリンピックなり世界陸上選手権で、日本選手は、短距離走で完全に世界と競えない状況にあります。じゃあ、この日本選手が遅いのかというと、そうではなく、平均的な日本人の中では、抜群の運動能力があるわけです。
前段が、相対的評価の考えかた。後段が、客観的評価の考え方であります。
お題の副題である、セガ・エンタープライゼス事件では、正社員グループとファームグループがあり、相対的評価の下位の一定割合を、ファームと入れ替える。
w(°o°)w おおっ!! プロ野球やJリーグの入れ替えと同じやん♪
いえいえ、違うんですよ。入れ替えられた、正社員グループは「解雇」であります。プロ野球では、ファーム行きが決まったとしても解雇はなく、従前の契約が維持されますよってね(シーズンオフにどうなるかまでは、保証の限りではありませんが)。
ということで、当該紛争は、「相対的評価では、解雇を正当化するだけの能力不足があったとはいえない」このように判断されたのであります。
客観的評価というのは、絶対的評価とはちょっと異なります。
絶対的評価であれば、考課される側は、まったく同一条件の下でないと、完全に評価しきれないわけで、一般的には、許容範囲として、世間一般の水準を基準に、求められる水準の到達度や達成度で判断するわけであります。
営業成績で見るなら、売上高だけでなく、そのセールスエリアの購買層の比率などを調整率として加味することにより、評価に合理性が出てくるのであります。
客観性の定義は、「物事を進めたり、語るときに、事実・現実を保ち、主観を排除すること」であります故。しかし、人間が人間を考課するというのは、どうしても主観が排除できないので、考課する場合は、直属上司だけではなく、複数の人間で考課し、平均を取ってみるというのも必要なのであります。
じゃ、全従業員に他の従業員の考課をさせようかという話があり…
ダメ! (T∇T )( T∇T) ダメ!
おきらく社労士は、全力で阻止しました。人間関係がぎくしゃくするよ~~~って(笑)←建前
直属上司をけちょんけちょんに書くことも否定できず、仲間内で、カルテルを結ぶ可能性もありますよって←本音
学校の試験みたいに、明確に得点という形で、数値化できると楽なのでありますが、現実は…。
ということで、複雑怪奇な計算式を考案して、ちょっと見合理性があるように見せかけて、その実態は玉虫色。このような考課を作ることもあります。(大爆笑)
仕事の難易度、処理件数を共に5段階評価して、それを掛け合わせた平方根が、基礎得点。さらに整理整頓(道具の手入れ)ができるかという点も5段階評価にする。
この辺りは、職務内容に直結する内容です。
整理整頓ができれば、指示した仕事に即かかれるわけですし、難易度の高い仕事は、どうしても処理件数が少なくなります(ルーティンワークであれば、エラー率を加味する)。コミュニケーション能力も評価対象です。このようにして、10個ぐらいの項目で評価して、平均点を出して、それを基準に偏差値を計算すると、数値に客観性がでてきますよね。
これは、考課者がその意味を理解し客観的に見てもらえるようになるまでの、経過措置なのですが…
↓ ここまでお読み頂きましてありがとうございました。
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ということで、ちょいと評価についての一席を…
あ。! @雑記帳でも「相対的評価と客観的評価」というタイトルでエントリーいたしておりますが、内容は、ま~~~たく別個のものであります。
相対的評価とは、小学校の通知表形式ですなぁ。
おきらく社労士の御幼少のみぎりは、5段階評価で、評価5と1は、クラス総数の●%と決まっていたのであります。となると、制度上必ず一定の割合の者が、下位ということになります。40人のクラスで5%となると、必ず2人は、1という評価になってしまいます。
これっていいの?( ̄~ ̄;) ウーン
言い方を変えたら、トップアスリートの集う、オリンピックなり世界陸上選手権で、日本選手は、短距離走で完全に世界と競えない状況にあります。じゃあ、この日本選手が遅いのかというと、そうではなく、平均的な日本人の中では、抜群の運動能力があるわけです。
前段が、相対的評価の考えかた。後段が、客観的評価の考え方であります。
お題の副題である、セガ・エンタープライゼス事件では、正社員グループとファームグループがあり、相対的評価の下位の一定割合を、ファームと入れ替える。
w(°o°)w おおっ!! プロ野球やJリーグの入れ替えと同じやん♪
いえいえ、違うんですよ。入れ替えられた、正社員グループは「解雇」であります。プロ野球では、ファーム行きが決まったとしても解雇はなく、従前の契約が維持されますよってね(シーズンオフにどうなるかまでは、保証の限りではありませんが)。
ということで、当該紛争は、「相対的評価では、解雇を正当化するだけの能力不足があったとはいえない」このように判断されたのであります。
客観的評価というのは、絶対的評価とはちょっと異なります。
絶対的評価であれば、考課される側は、まったく同一条件の下でないと、完全に評価しきれないわけで、一般的には、許容範囲として、世間一般の水準を基準に、求められる水準の到達度や達成度で判断するわけであります。
営業成績で見るなら、売上高だけでなく、そのセールスエリアの購買層の比率などを調整率として加味することにより、評価に合理性が出てくるのであります。
客観性の定義は、「物事を進めたり、語るときに、事実・現実を保ち、主観を排除すること」であります故。しかし、人間が人間を考課するというのは、どうしても主観が排除できないので、考課する場合は、直属上司だけではなく、複数の人間で考課し、平均を取ってみるというのも必要なのであります。
じゃ、全従業員に他の従業員の考課をさせようかという話があり…
ダメ! (T∇T )( T∇T) ダメ!
おきらく社労士は、全力で阻止しました。人間関係がぎくしゃくするよ~~~って(笑)←建前
直属上司をけちょんけちょんに書くことも否定できず、仲間内で、カルテルを結ぶ可能性もありますよって←本音
学校の試験みたいに、明確に得点という形で、数値化できると楽なのでありますが、現実は…。
ということで、複雑怪奇な計算式を考案して、ちょっと見合理性があるように見せかけて、その実態は玉虫色。このような考課を作ることもあります。(大爆笑)
仕事の難易度、処理件数を共に5段階評価して、それを掛け合わせた平方根が、基礎得点。さらに整理整頓(道具の手入れ)ができるかという点も5段階評価にする。
この辺りは、職務内容に直結する内容です。
整理整頓ができれば、指示した仕事に即かかれるわけですし、難易度の高い仕事は、どうしても処理件数が少なくなります(ルーティンワークであれば、エラー率を加味する)。コミュニケーション能力も評価対象です。このようにして、10個ぐらいの項目で評価して、平均点を出して、それを基準に偏差値を計算すると、数値に客観性がでてきますよね。
これは、考課者がその意味を理解し客観的に見てもらえるようになるまでの、経過措置なのですが…
↓ ここまでお読み頂きましてありがとうございました。
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2010-04-28 13:49
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数字だけが評価の世界に54歳まで生きてきました。
セクハラもパワハラも問答無用でした。
55歳からの職場では、すべて法令重視。
ちょっと杓子定規。
社労士試験の勉強には参考になることばかりで都合はいいです。
今年は受験料まですべて会社持ちです。
by いも源氏 (2010-04-29 10:49)
いも源氏さんへ
>今年は受験料まですべて会社持ちです。
後がおまへんなぁ(^^)
絶対に、勝ち取ってくださいね。
by おきらく社労士 (2010-04-29 10:52)