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今宵は、コン猿をしてみようかしら… [コンサル]

夕食時、日テレ系(大阪では毎日放送)の「夢の扉 不況の町工場涙の再出発」を見ていたのですが、素材供給会社の取り締まられ役兼、異色のコン猿魂がムクムクと(笑)

本日の「夢の扉」は、大阪府堺市にある自転車のハブを作る会社の中野社長が取り上げられておりました。ピンとこない方は、自転車を漕ぐと自動的にタイヤに空気を入れるシステムで特許を取られた会社の社長さんと言えば、ピンとくる方も多いかと…[わーい(嬉しい顔)]

その社長さん曰く「オンリーワン…中国に作れないものを目指す」という言葉に共感しまくりでありました。
中国製=安かろう悪かろうというイメージであります。もっとも「悪かろう」については、最新の工作機がありますから、精度等については問題ないのでありますが、厳しく管理していないと、安い粗悪品の素材を使って「強度的には問題がない」と平気で言って、粗悪品と規制品との差額まで利益を得ようというお国柄であります。そのようなしたたかな人間と対峙するわけですから、相手にないものを作るという点で、めっちゃ共感を覚えたのであります。
で、放送された内容から・・・


コン猿として指摘したくなった点は3つありました。

1番目には、従業員が30人いた会社を縮小して6人で生き残りを図ったという点。
企業経営上やむを得ない措置でありましょう。これについては何ら申し上げることはないのであります。ただ、後継者のいない会社で、社長さんが一人でアイディアを出して、それで次の商品開発に走っているという点
  後継者に関しては、放送で何ら取り上げられていないので、推測です。

社長さんが昭和19年生まれですよって、今年65歳…であれば、現状で行くなら、この会社の寿命は後3~5年であります。その時に従業員さんはどうするの。会社(工場)を自宅敷地内に持ってきたという点で、社長さんが倒れた瞬間に会社は、撃沈であります。経営者として次の経営者にバトンタッチがスムーズに行われるという点に関して、一抹の不安を感じてしまいます。経営者となると、従業員6人のお父ちゃんと同じなのですよ。経営者としての自覚は、今は有っても将来的に責任が持てないという点では失格です。
   ヽ(´o`; モシモシ 手厳しいのでは?!

社長さんが50歳台であれば、さほど心配することもなく、じっくり次の経営者を養成しつつ緩やかな委譲を考慮できるのですが、年齢にはまだゆとりがありますが病魔との闘いというファクターが入ってくると、緩やかとは言ってられない状況にあります。これが町工場の社長さんが陥られやすい共通項で、「俺が! 何とかしなければ」と思い込んでしまう社長さんが多いのであります。

このような視点からアプローチを掛けるコンサルは、社長の逆鱗に触れたくないので少ないのですが、KYおきらく社労士は、平気で突っ込んでしまいます。技術力特に製品開発力のある会社でありますから(惜)
   で…結果、干されるのですが[もうやだ~(悲しい顔)](爆)

2つ目の問題点は、おきらくエンジニアとしての萌え~!であります。
この会社は、社長のアイディアに頼りすぎであります。一人のアイディアに関しては、限界点が見えてきます。番組内では、2つ提案されていましたが…
①自転車を漕いで電磁誘導効果を使って自転車のヘッドライトを点灯するアイディア。
   (o^-')b Good job!

製品化されたかどうかはわかりませんが、発電量が足りない(後20%必要)であれば、前輪の発電量を後輪の発電量で増幅してみるという考え方もありです。電磁誘導ですから、パルスになるので、コンデンサーで平均化させ、その電力をトランジスターで増幅させる試みがあってもいいかも。光源は発光ダイオードで性能の良いものがありますので。継続的に1.5~3V供給できれば、実用化が見えてくるのであります。

②漕ぎだしの初期は軽いギア比にして、一定のスピードとなるとギア比を切り替えるというアイディア
   (o^-')b Good job!×2

ベースは、フライホイールだと思うのですが、だったらハブに拘らない方がよいと考えます。ホイール全体として設計した方がより低コスト化が図れると考られる点で、自社の部分だけでなんとかしようと考えてしまうと、限界点が見えてくるのであります。こういうときは横受も含めて、同業他社を巻き込んでしまう(企業買収や提携ありき)ことを考えないといけないかと…

企業規模が小さいと何とか自社のみで賄おうという意識が先走りますが、グロスで考えた方がよいことも多いのです。この点も弱小企業の陥りやすい点であります。

3つ目の問題点…
従業員さんは、社長さんのアイディアには色々対応できるが、従業員サイドからあまり意見が上がっていないのではないかと…創業主社長さんではなく2代目社長さんであっても、職人さんとしてたたきあげてきた社長さんであります故、先にも書きましたが「俺が何とかしなければ」という部分が前面に出てますから、従業員さんからは言いにくい環境にあります。この点はもっと柔軟に、対応できるようにしないと、本当に社長が倒れたら会社も撃沈となってしまいます。
   その時の従業員さんはどうすりゃいいの?[がく~(落胆した顔)]

どうやら、この会社の社長さんの目が黒いうちはパテント使用料で事業運営しようと考えているようですなぁ。でもその後が見えてこないのがちと辛いかも…[もうやだ~(悲しい顔)]

30分余りの番組で、会社の危惧する点を上げてみました。ここから先は、依頼もないし…口を挟むべき内容ではないので、これ以上のことは言いませんが。

とかく社労士は手続屋さんという方向から見られやすいのですが、おきらく社労士は、こういう観点からの切り口で会社の企業運営も支援するわけでありますよ。だてに「中小企業の実情を知りつくした、異色のコン猿」を名乗っているのではないのです。(爆)

(; ̄ー ̄)...ン? じゃ、おきらくさんちの金へんの会社はどうなの?

   まぁ、会社を潰すバカ息子であります故…
     アカンヤロ! (≧∇≦)/☆(.. )

事業転換させるタイミングを見誤った結果のなれの果てが、現在のおきらく社労士でありますがな…(汗) 関与先の会社さんには、その轍を踏まさないように、その前にアクションを起こしているのであります。とは言え、おきらく社労士も遅ればせながら、事業転換にかかっているのであります。(うまいこと行けばなぁ←淡い期待)

こういうことは、会社を潰すバカ息子でないとわからないことでもあります。
   (;一_一)ちょっと寂しいかも

しかし、バカ息子なりに、頑張っている中小企業を思いっきり応援したのであります♪




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