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人事労務の基本的な考え方ってなに? [社労士のお仕事]

天安門事件から20年であります。当の中国政府はピリピリしております。中国という国が国際社会のひのき舞台に立てない理由はここにありますよね。要は一党独裁主義、国民はと言えば政府が信じられないから、拝金主義に立って、最小限の投資で最大利益を得ようとする。そのためには、安全という部分や他人の権利というのは全く無視するという国民気質があるのかも…

全ての中国国民に当てはまらないと思いますが、総じて言えばそのような感じだと、おきらく社労士は考えております。


さて、これに近いことを数年前に経験したことがあります。それは町内会でのクーデター事件…
これを例にあげて人事労務のお話をしてみましょうか?!




人事労務で、一番苦労する点が意思疎通であります。意思疎通がちゃんと行われている会社は、トラブルの発生頻度も少ないのでありまして、俗にいう風通しの良い会社でありますがな…[わーい(嬉しい顔)]
おきらく社労士もその点を最優先に考えて労務管理を行っているのであります。

さて、数年前に起こったクーデター事件でありますが、当時の体制派(長老)と反体制派(若手)の意思疎通不全が引き金になりました。おきらく社労士は、当時若手のグループに属しておりましたが、長老派を都合よく手のひらで転がせるべく画策(根回し)していたのであります。しかし、他の若手のグループの面々はそういうことをせず、真正面から正攻法であ~たらこ~たらと正論を述べていきます。もっとも長老派にはすねに傷もありましたけど…

若手の暴走を抑えるべく、ブレーキをかけつつ長老派にも改善を求め、調整役をしていたのでありますが、結局完全にクーデターと相成ったのでした。私も心を決め、クーデターに参加した口であります。結果は、クーデターが成功し、中間派をTOPに若手が執行部に収まったのでありました。
  で…どうなったの? ( ̄~ ̄;)ウーン・・・

若手グループの面々は、こんなに雑用が多いとはと絶句していたのであります。

そこに至るまでに、長老派のボランティアの仕事量の多さを目の当たりにしていたおきらく社労士は、そういうことをしたくない! 故に若手派には、矛先を少し緩やかにするように言っていたのですが、聞く耳を持ちません。クーデターを起こすことに意識が集中し、その後のことは全く考えていない状態であります。
長老派は、このままの状態で今後運営を行うときのリスクを説明し、改善点を説明していたのですが、頭がROMになっているのか、そういうことには全く意識がいかない状態でありました。

これらを掌握している、おきらく社労士は両者に対して口を酸っぱくして説得工作をしていたのですが、「お前はどっちの味方やねん!」と言われておりました。説得工作に奔走したのでありますが、両者ともその点を理解しようとせず決裂に至ったのであります。それでも、なおも軟着陸点を模索していたのですが…[もうやだ~(悲しい顔)]

結局ね…自分の立場でしか物事が見えない人をどうするのか、そうなると交渉決裂でクーデターしかないということになります。 クーデターを起こすのは簡単です。起こした後の責任を貴方は取れますか?!
取ってくれるのであれば、なにも言いません。ちゃんとしてください。それだけなんですが、反対勢力が残存していれば、どういうことになるかまで考えてくださいね。
   そういうことまで考えないんだよなぁ (;一_一)

こういうことまで考えての主張であり、行動であればよいのですけどね、ほぼボランティアの世界ですやん…そううまく進むこともなく[もうやだ~(悲しい顔)]

無責任にも、「おきらく社労士よ。お前やれ!」とよく言われます。できる状態であればさせてもらいますけど、「じゃ、アンタやったら?」と言えば、ふっにゅむにゅん…
   それはあかんでしょ…・[ちっ(怒った顔)]

我が支部でも、似たり寄ったり… それ故支部役員を降りたいとのたもうたのであります。 まぁ、無役の旗本状態で、今までよりちょっと楽かも(笑)


さて、これを労務管理に持ってくるとどうでしょう?
   w(°o°)w おおっ!!

長老=会社、若手=従業員という図式になります。もっとも労働契約関係にあります故、賃金を払うということになるので、ちょっと温度差は変わってきますが、紛争になった際には、軟着陸点を探すのは、社労士のお仕事になります。誰からも支援もなく、かつ、答えのない軟着陸点をひとり模索することになりますが、こうなると、上手く治まるかそうでないかは、中に入った人間次第であります。酸いも甘いも分かっていて、かつ、両者から信用されていないと、ぐちゃぐちゃになってしまいます。この点が労務管理の難しさなんですよ。つまり、労務管理をする側の人間として「あんたが、そういうんやったら仕方ないよな。。。」と納得してもらえるだけの信頼関係をいかに早く獲得するかなんです。

だから、紛争が起こる前にガス抜きをする、風通しをよくして意見も自由に言えストレスが溜まらないように、事前に策を講じるように心がけています!
って書いておりますが、やっぱ泥縄になってしまうのであります。思わぬところから燻り出した火種がねぇ…[がく~(落胆した顔)]

これが醍醐味でもあり、胃が痛くもなるのであります。。。
   * ・・ ・・(o_ _)o  コケ

誰か、こうすれば上手くいくというバイブルを書いてくれないかなぁ♪




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コメント 2

あかりん

 人間関係にはバイブルってないでしょうね。信頼を得るのは「相性と人間性と言ってることの一貫性や正当性」ですよね・・・何か読めば何とかなるものではないように思います。
 顧問社労士って社長さんからお金をもらっているので、どうしてもそちら側に見られがちではないかと勝手に思ったりするのですが。(ーー;)
by あかりん (2009-06-05 22:01) 

おきらく社労士

あかりんさんへ
バイブルというより、水戸黄門の印籠がほしいなぁって…

>顧問社労士って社長さんからお金をもらっているので
確かにね(^_-)-☆
しかし、トラブルもなく機嫌よく働いてもらって収益を上げてその利益を再配分出来れば、みんな丸く納まるのでありして、そういう状態を構築したいのであります。

でも、現実は・・・・・・・・・・
by おきらく社労士 (2009-06-05 22:10) 

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