書評（？）：社労士で稼ぎたいなら「顧客のこころ」をつかみなさい

ちょっと前から気になっていた本であります。なんたって、あ～た、直球ですやん♪　「顧客のハートわしづかみ」
　　　本のタイトル替わってるやんけ ( ^ o ^ )ノ☆/;^-^)ノ

著者さんとは、まだ面識はないのですがちと接点ができたので、読んでみました。普通は、開業・営業ノウハウ本は、読まないようにしているのでありますが…
　　　だって～　焦ってしまうんだもん(；一_一)


本を読んでみて、弱小おきらく事務所と巨大長沢事務所の基本スタンスは、似ているのでありますが…　かたや2000万円を稼ぎだす著名社労士さん、こなた、所得税全額還付の弱小社労士であります。この違いはな～～に～～～（笑）

社労士で稼ぎたいなら「顧客のこころ」をつかみなさい (DO BOOKS)

• 作者: 長沢有紀
• 出版社/メーカー: 同文館出版
• 発売日: 2010/04/09
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

基本的に1000万円を稼ぐなんて言われたら、まず、眉つば扱いで本能的に忌避してしまうんですなぁ…
あ。！　長沢さん、ごめん。年収2000万円を目指すって本も書いてはったんや…（汗）

女性社労士 年収2000万円をめざす (DO BOOKS)

• 作者: 長沢 有紀
• 出版社/メーカー: 同文舘出版
• 発売日: 2006/09/01
• メディア: 単行本

1000万円を稼ぐセミナーや本を忌避する理由は、後で述べますが…


読んだ感想は、試行錯誤のうえに現在が成り立っているということ。現在の位置に到達するまで（今後も）は、水面下ではあひるさんのように、必死にあんよで掻いていたんだよ。私が試行錯誤した過程はこうだったんですよと、わかりやすく書いてあります。

ただね…P.71以下の「経営者感覚」がわからなければ心は開いてもらえない」の項なんですど、「常にリスクと背中合わせ」とサラリと書いてありますけど…たぶん、著者さんは知っていてこの程度で書かれたと思います。

しかし、読者の層を考えると、もう一歩突っ込んで、書いて欲しかったなぁと…

新規開業の社労士さんの大半は、宮仕組であります。これだけの書き方では、たぶん社長さんの本当の気持ちわからんでしょうなぁ。
資金繰りに走り回り、従業員が生活できるように心を砕き、かつ、相談できる相手がめったにいない。孤高の立場なんです、社長って！

下手すりゃ、砂上の楼閣で胡坐をかいているかもしれない、あるいは、裸の王様かも知れない。そういうことを気にしつつ、現状の諸問題と向き合っているのでありますよ。これがわからない限り、社長のこころをわしづかみするってことは無理です。
会社を潰すバカ息子社労士である、おきらくだからこそ、平気でこういうことを言うんですなぁ…

　　　社長！　ケツ青おまっせ♪
　 　　　そんなことやってたら会社潰しまっせ！

その分、干されてますが
あ。！　これが、かたや2000万円を稼ぎだす著名社労士さん、こなた、所得税全額還付の弱小社労士の違いか…

社長の立場は、一歩間違うと従業員とその家族を路頭に迷わすという、プレッシャーとの戦いなんですよ。そういう戦場にいる社長に、ええ加減な Yes man の士業のアドバイスは、許されないと考えてしまうのですw

　　　ええ加減なアドバイスする士業がいるのなら、
　　　徹底的に排除するように進言します。

　　　　　　恨まれるけど

で…結果、いつも干されるのでありますなぁ（自爆）


面白いなぁと思ったのは、P.30～31　「300万円ぐらいの売り上げでいいかな？　という人はせいぜい30万円ぐらいしか稼げないでしょう」　この前後のお話です。

先に書いた、「1000万円を稼ぐ」に、忌避する理由に…
社労士をやってみて、よくわかったことであります。おきらく社労士の場合、年収ベースにして655万5000円をキープできたら、そこから先は仕事したくない！（きっぱり！）基本的に、食っていければそれでよしと考えているのでありまして(^^ゞ

え～っと、別に655万5000円にこだわっているわけではないのですが…　年金受給の生計維持関係の850万円にかけているだけです（爆）

今日も、遠方から来た朋と夕食がてら話していたことでありますが…
1人できっちり見れる範囲は、所得ベースで600万円ぐらいが限界かと。それを超えると、スタッフを雇い入れることになり、労働分配を考えると、1000万円では、中途半端なんですよね。一人入れると、諸経費込みで1500万円程度は必要かと…
100万円を稼ぐために、シャカリキに走り回っている状態であります故、1500万円となると、死んでしまいます。
　　　o( _ _ )o～†パタッ

しかし、P.130 でしたっけ、「『仕事を回してくれる人』という気持ちを一切持たない」と書かれてありますが、ここは、強く協調します。私の場合、他士業や社長さんから聞かれることは多いですが、それを直接的な営業につなげていない…
　　　おぃ！(；一_一)

目先より、将来をみているのでありますよ。今している仕事は、そのほとんどが、出合頭事故状態ですよって。
　　　(￣~￣；) ウーン　これではわからんか・・・

おきらく社労士は、絶対に営業しない（トラウマで、できない）タイプの人間であります。それでも、石はあちこち投げてます。というか、こうした方がいいよなぁと思ったら、お手紙なり、なんらかのアクションだけは起こすようにしています。それが、回り回ってお仕事になったということであります。

一番最初のお仕事は、とある本に書かれた内容でちと異議があり、その点を書いて修正をお願いして、さらに、余分な一言…「本になると、例え間違った内容であっても、読者さんはそれを信じてしまいます。願わくば、できる限り間違いのないものにして欲しいと思います」このようなことを書いて出版社にお手紙を書いたところ…編集長さんから電話があり（叱られると思ってビビりまくりでした）、お仕事が依頼されました。
　　　結果、自分の一言に今も首を絞めている状況でありますが…

前後の状況を考えず、好き勝手言ってしまうAHOですが…（自爆）

最高だったのは、第4章…
ブログは、この人に依頼しようと言う…　(^_^)/0☆。_°) ベキバキ
　　　少なくとも、うちのブログを読んで、依頼してくる
　　　豪傑は皆無かと…　いや1社あった（笑）

更新しないホームページは死んだも同然… 　o(●゜ー゜●）＝＝○）゜O°).。・アウ
ニュースレター…　事務所報「ときどき」（忘れたころにしか発行しません）
　　　目からウロコでありましたなぁ（笑）


書評でも何でもなくなって、おきらくのわがまま放談の様相をかもしだしてきましたが…（笑）
著者さんとは、考え方は似ています。しかし、おきらく事務所の経営方針は全く別物であります。それぞれの、やり方はありますよ。そのうえで、よいと思ったところは吸収し消化して、自分のものにしたらよろしいかと…その指針を求めるのであれば、購入して読まれても損はしない本だと思います。

　　　え…「だと思います」だとお客様の不満が残る（P.54）…


書かれてある内容を、どのように読み取って、反映させるかは読者さん次第であります。少なくとも、８０％は共感できた本であります。
　　　はぃ！　今度は言い切りましたです。




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おきらく社労士の特定社労士受験ノート〈平成22年度版〉

• 作者: 佐々木 昌司
• 出版社/メーカー: 住宅新報社
• 発売日: 2010/06
• メディア: 単行本

コメント 4

もしかして、接点はσ(^_^;わたし？　
セミナーでお会いしまて、握手もしました。(*^^*)
とってもステキな方です。

おきらく社労士さまも直接お会いできる機会があるといいですね♪
by 福祉系社労士＠みぞがみ (2010-08-05 22:09) 

福祉系社労士＠みぞがみさんへ
＞もしかして、接点はσ(^_^;わたし？　
いや、まったく別のところでありまして…　近々、お目にかかれるやも♪
事前リサーチ不足の感は払しょくできませぬ(；一_一)
by おきらく社労士 (2010-08-05 22:32) 

＞近々、お目にかかれるやも♪

よかったですね～♪ d(⌒o⌒)b♪
お会いした際にはよろしくお伝えくださいませ。(^-^)
by 福祉系社労士＠みぞがみ (2010-08-05 23:23) 

福祉系社労士＠みぞがみさんへ
＞お会いした際にはよろしくお伝えくださいませ。(^-^)
了解しました。
その前に、あのお方なら事前リサーチしているやも（爆）
by おきらく社労士 (2010-08-05 23:39)